2019年夏②カツラ頭での入院付き添い
また滞ってしまった。
気まぐれにこの日記の事を読み返してみたら、続きを書きたくなりました。自分の為にも記しておきたくて。
2019年夏。弟が天国に旅立った。
最期の10日間くらい母とともに病院に泊まり込んで、そばにいることができた
ここはハゲブログなので、自分の頭に焦点を当てます
普段カツラを被る者の病室での泊まり込みはめちゃキツかった!!
スキンヘッドで過ごしても良かったんだろうけど、弟担当の看護師さんが1日ごとに変わるので、事情を話すのがめんどくさい&眉なしスキンヘッドなのでややこしい(別にいちいち話さずともいいし、姉も病持ちと思われようが関係ない話だが)
こんな時に私のことなんて私も含めみなさんにとってどうでもよいことなので
どうしていいか判断つかぬまま、とりあえず
数日間、朝も夜も昼も被り続けた!!
いつ人が入ってくるか分からないから、カツラつけたまま顔を洗うのも一苦労
シャワー浴びれるわけでもない
だけれども連日の猛暑で、蒸れる頭が気持ち悪い。
カツラ取って、早業でチョチョッと拭うくらいで精一杯だった
飲み薬も飲む余裕がなかった。看取りの最中、頭の中は冷静のようでいて訳がわからない日々を過ごしていたので
カツラの中、気持ち悪いけど
抜ける毛もなし生えてくる気配もない頭なので
もう構ってられないどうにでもなれという状態
けど、羞恥心だけは消せなかったんだよなぁ
弟が亡くなり、一緒に家に帰りました。
親族が灯りをつけて、待っていてくれた
落ち着いた頃
『こんな時に私事で申し訳ないんだけど・・・』
ってカツラをパッカーン外し、過ごすことが出来ました。内心みんなどれだけの驚き具合かはわからないけど、大袈裟なリアクションもなく受け入れてくれて助かった
今になってみても、同じ状況になったら私はやっぱり被り続けるかもしれません。馬鹿だから。
でも本当は全てさらけ出して長期戦なら楽に過ごすことが一番だと思います。
大事なカツラも痛みます